正直に言います。
投資のことを「自分には関係ない話」だと思って、ずっと知らないふりをしていました。
「お金持ちがやること」「難しいことを理解している人がやること」——そういうイメージがあって、近づこうとしなかった。ニュースでNISAとか積立投資とかいう言葉が出てきても、「私には関係ない」とチャンネルを変えていた感じ。
あなたも、そういう時期ありませんでしたか?
「S&P500ってなんの略ですか」から始まった
NISAを始めようと思って、ちゃんと調べ始めたとき。
最初にぶつかったのが、略語の壁でした。
S&P500。オルカン。eMAXIS Slim。信託報酬。
なに、これ。ぜんぜんわからない。
「S&P500とオルカンどっちがいいか」という記事はたくさん出てくる。でもそもそも「S&P500がなんの略か」を説明してくれているものが意外と少なかった。
用語を調べると、また知らない言葉が出てくる。調べる前より混乱する、という状態がしばらく続きました。

「どこからわかっていないか」さえわからない、という感覚。あれ、なかなかつらかった。
「なぜお金が増えるのか」がわからなかった
略語より先に、もっと根本的なことがわかっていませんでした。
投資信託って、そもそもなんなんだろう。
なぜ増えるのか。どこにお金が行くのか。誰が運用しているのか。損するときはどういうときなのか。
「買う」という行為のイメージが全然つかなかった。銀行に預けると利息がもらえる、というのはわかる。でも投資信託は、なぜお金が増えることがあるのか——仕組みから全部わからなかった。
お金が増えるものには、必ず何かリスクがある。でもそのリスクが何かもわからない。
怖いとか不安というより、「何がわからないかわからない」という状態が続きました。
投資信託とは何か、一から調べた
そこで、戦略を変えました。
「S&P500とオルカンどっちがいい?」という比較記事を読むのをやめて、「投資信託とは何か」から調べ直すことにしたんです。
本を1冊読んで、YouTubeの入門動画をいくつか見て。家族や友達、職場の人に「NISAやってる?」と聞いて回ったりもしました。
やっている人の話を聞くと、なんか少し身近に感じた。
調べていくうちに、じわじわとわかってきたことがありました。
投資信託というのは、「みんながお金を出し合って、プロに運用してもらう仕組み」。一人で株を買うのじゃなくて、たくさんの人のお金をまとめて、いろんな会社や国に分散して投資する。だから1本買うだけで、世界中に少しずつ投資できる。
S&P500は、アメリカの代表的な500社に分散投資するもの。オルカン(オール・カントリー)は、世界中の株に分散投資するもの。
あ、そういうことか。
理解できた瞬間、少しだけ霧が晴れた気がしました。
両方すすめる人がいたから、両方にした
調べていると、S&P500を勧める人とオルカンを勧める人が、どちらもいました。
家族も「S&P500がいい」と言う人と「オルカンの方が分散できていい」と言う人がいて、友達も、職場の人も、YouTubeの人も——意見が割れていた。
どっちが正解なの。

どっちかに決められないなら、両方にすればいいんじゃないか——そう思ったのが正直なところです。
最終的に私が選んだのは、S&P500とオルカンの両方です。
どちらも「長期でコツコツ積み立てるのに向いている」という点では同じ。完璧な正解を出そうとするよりも、迷った分だけちゃんと調べて、自分で納得できた形で始める方が大事だと思いました。
何を買っているか、詳しい話はこちらの記事に書いています。
100%わかってから始めようとしたら、ずっと始められなかった
正直なことを言います。
投資信託のことを、100%理解してから始めたわけじゃありません。
「だいたいわかった。あとは始めてみながら覚えよう」という感覚で、始めました。
完全に理解してから始めようとしたら、永遠に始められなかったと思う。
実際に積立を始めてから、「あ、これがあのときの話か」と理解できたことの方が多かった。数字が動く画面を見て初めて「信託報酬ってこういう形で引かれるのか」とわかったり、積立額が少しずつ増えていくのを見て「これが複利ってやつか」とわかったり。
知識より先に、動いてよかった。
まとめ
「投資は私には関係ない」——そう思っていた私が言えることがあるとしたら、わからないのは当たり前、ということです。
難しいのは、あなたの頭が悪いんじゃない。難しい言葉で書かれているだけ。
まず「投資信託とは何か」を調べるところから始めてみてください。わかったふりじゃなくて、本当にわかるまで。それだけで、景色が変わります。

わからないことが多すぎて、何から調べていいかもわからなかった。でも一つわかると、次がわかる。焦らなくていいです。
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